連携事業
企業研究講座(2016年度)
本学で実施しているインターンシップは、主として音楽関連の企業や機関と連携しています。しかしその他の業界を志望する学生や、視野を広げたいという学生もおり、2016年度は「企業を知る」ことを目的にした講座を企画しました。有限会社マーケティングメソッド研究所様およびシュンビン株式会社様にご協力いただき、春休みの3日間を利用することで、充実した内容の講座を実施することができました。
- 《名称》
- 企業研究講座
- 《日時》
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- 第1回:
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2017年2月16日(木)13:30~16:10
講義「企業とは何か」
(有限会社マーケティングメソッド研究所 大島一豊氏)
創業70年の企業ーシュンビン株式会社の紹介
(シュンビン株式会社 小林永氏)
ディスカッションー企業を知るための質問案 - 第2回:
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2017年2月17日(金)13:30~15:30
シュンビン株式会社訪問
社長・社員へのインタビュー - 第3回:
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2017年2月25日(土)13:00~14:30
プレゼンテーション「わたしの企業研究」
学んだことのふり返り
- 《協力》
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有限会社マーケティングメソッド研究所様
シュンビン株式会社様 - 《参加者》
- 7名(大学3年生4名、短大2年生1名、大学1年生2名)
3日間の講座でもっとも重視したのは、講師や企業と学生のコミュニケーションです。就職活動のハウツーであれば、学生でもWEBや書籍で知識を手に入れることができますが、この講座ではコミュニケーションを通じ、「企業(他者)を知るとはどういうことか」を考えてもらうことを目指しました。
1日目の講義では、講師から、社会において企業とはどのような存在なのか、「法人」といった語の指すもの、企業理念の重要性などについて、多くの具体例や学生への問いかけを交えてお話いただきました。最初は緊張していた学生たちも少しずつ笑顔になり、積極的に発言する姿が見られるようになりました。
2日目の企業訪問では、ビジネスの第一線で活躍する社長にインタビューすることで、学生とは全く異なる視野の広さに大きな刺激を受けたようです。また社員の方々へのインタビューでは、用意してきた質問案を自分なりに臨機応変に変え、その場の流れをふまえて対話しようとする姿勢が見られました。「座右の銘は?」といった突然の質問にも、社員の皆様が誠実に向き合い、自分のことばでわかりやすく答えてくださったことで、社会人のコミュニケーションのお手本を学ぶことができたのではないでしょうか。
3日目のプレゼンテーションでは、プレゼント=贈ること、という語源を意識して発表を行いました。経験の少ない学生にとっては、まずは「わかりやすくまとめること」「最後まできちんと話しきること」が目標となりますが、それだけでは聞き手に強い印象を残すことができません。発表者の中には、シュンビン株式会社をイメージした「名言のパッケージ」を作って持参してきた者もおり、学生同士で刺激を受けたようです。発表後は質疑応答と講評の時間を長くとり、経験を深めるようにしました。
★参加者の感想
「他の参加者のプレゼンを聞いて、すごくよく考えているなと感じました。私にはまだまだプレゼン力という点では足りないなと思いました。自分らしさやアピールポイントを盛りこむことの大切さを知りました。」 (大学3年・打楽器)
「どのようなことでも、将来やりたいことは、きっと一人で出来ることではないと思います。その際にやはり必要となってくるのはコミュニケーション能力なのだと感じました。今回の企業訪問では、社員さん同士、社長と社員との関係性を深く感じ取ることができました。何事も他人と支えあって、協力して良いものを生み出していきたいと思えました。」(大学1年・ミュージックコミュニケーション)